赤い砂漠
ミケランジェロ・アントニオーニ、1964。この映画は個人的にはアントニオーニのベスト3には入る映画だと思っていたので、数十年ぶりに見てみたのだが、体調が悪かったせいかどうも印象が異なっていて、アントニオーニすげえとはならなかったのでもう一度見る必要がある。95点。
レディ・バード
グレタ・ガーウィグ、2017。地元うぜーサクラメントうぜー東部行きてーとか言っておいて、サクラメント愛がにじみ出まくっている映画。家族愛と地元愛とか友情いうマンネリ化した題材を若い感性で切り取っておりとても新鮮な気分で見られた。とても愛おしい映画で、二回連続で見てしまった。演者ではシアーシャ・ローナンが素晴らしすぎた。100点。
アイリッシュマン
マーティン・スコセッシ、2019。Netflix映画。これはNetflixを解約する前に見とかにゃならん映画だったから見た。中心となる演者が年を取りすぎているのもネックだったし、原作や史実に忠実にした結果だと思うのだけれど、少しわかりにくい部分があった。あとは尺が長すぎて終わりの頃には最初の方を覚えていなかった。スコセッシは切れのある演出を見せており名シーンがたくさん見られた。2度続けて見たものだから頭が疲れまくっている。95点。
もう終わりにしよう。
チャーリー・カウフマン、2020。Netflix。カウフマンはもともと苦手なのだが、これは苦手なカウフマン決定版的な仕上がりになっていた。インテリ会話の字幕に追いつけず、奇妙な世界に乗り切れず、半分くらいしか内容を理解できなかった。でもこういう売れなさそうな映画は配信サイトが得意とするところなので、時代は良い方向に向かっていると実感した。90点。