グリーンブック

ピーター・ファレリー、2018。差別をいろんなパターンを用いて描いていて、特に黒人のなかでのピアニストの絶対的な孤立は興味深かった。しかし社会派ドラマでもなく、ファレリー特有の破天荒なコメディでもなく、どれも中途半端な印象を受けた。この映画がピアニストとドライバーの友情物語となってしまっていると感じたのは映画の望むところなのだろうかと考えさせられた。まあ映画はよくできている。あまり見かけないアスペクト比だった。95点。