情婦

ビリー・ワイルダー、1957。アガサ・クリスティ原作。芝居の流れが非常に早く手際がよい。当然セリフも早くなってまったく字幕には追いつけなかったけれど、看護婦とチャールズ・ロートンが織りなす喜劇が最高にキレッキレで面白すぎた。この映画は最後に大どんでん返しがあるのだが、それも納得の出来て、マレーネ・ディートリッヒもラストがあるからこそ輝いていた。久しぶりに2時間があっという間に過ぎてしまう映画を見た。ちゃんと要所ではブリティッシュイングリッシュが響いていたし英国らしさもあったのがうれしかった。95点。