ボヘミアン・ラプソディ

ブライアン・シンガー、2018。クイーンの伝記映画。クイーンには特に思い入れはない。この映画は劇場でこそ真価を発揮する映画だと思った。複雑なストーリーや小細工などは排して、職業監督のようにブライアン・シンガーは撮っているのだがそこがいい。音楽の力を信じ切って撮っている感じがすごく伝わってきた。でも生ぬるい映画だなという印象は拭い去れなかったけれど、最後のライブエイドで見事に印象は覆された。クイーンの音楽にはまるで興味がなくてもあのライブエイドは感動的だった。あざとい演出などがないところが素晴らしい。95点。